「受講生さんをスタッフとして働き学んでもらう環境を整える」
と言うのがある。
父が亡くなった2012年、
その後に芽生えた想い、
『自分の出来たことを自分だけのものにしないで自分と同等以上の人を育てる』
それ以来、
何度かチャレンジして想う、
しかし成功に至っていない願望だ。
今年4月から縁があって推拿を個人指導で学んでくれたKさん、
彼が8月までに全身の基本手技講座を終えた。
この段階で、
過去にはその基本を生かしさらに成長して戴くのには、
他のサロン等で働いてもらう、
と言う例が多かった。
このKさんは、
かなりの勉強熱心で、
その数か月の間に、
経絡と経穴の名称を全て暗記した。
そう言うのが好きで得意なのだそうだ。
20回のメソッドも、
行程通りに進んでくれて、
その理解度も高かった。
約束を反故にする事も一度もなく、
誠実さには頭が下がる思いだった。
そんな彼にとって、
さらに成長して、
その先に独立して戴くには、
この段階で離れるには心苦しかった。
つまり、
今までのぼくは、
それ以上の育成の場を持てていなかった。
やむ終えず他に経験を積む場を求めてもらっていた。
いや、
実は『すいな健康院』時代に、
幾度かチャレンジしていた。
しかし、
いずれも思うように運ばなかった。
ぼくの未熟さが原因だった。
2016年6月以降、
TC研究所に所属してからも、
様々な「失敗」と思われる経験も積みながら、
それでも心の奥底で、
その想いを忘れてはいなかったようだ。
8月中にKさんとは何度か食事をして、
ぼくの考える今後の提案をした。
Kさんの利益になる事を大いに考えたが、
自分にとっても利益になる考え方が必要だった。
そして、
もちろん、
世間に求められるものを提供する事は必須だ、
いわゆる三方好しである。
8月中に方向性はお互いに一致した前提でも、
9月に入っていろいろな事が現実化していくと、
初めの提案とは少し修正せなければならないことも都度あった。
その度に、
ぼくとしても誠意をもって説明をし理解を得ていった。
時を経る中で、
「自分だけでやるぶんには安全だ」
と言う保守的な防御状態の思考が何度も訪れた。
過去何度も経験している。
しかし、
決定はこのマインドで行うべきではない、
と学んだ。
人間の思考は、
2つ同時に発想し連想していく事は出来ない。
『安定保守の防御状態』に回路が入ったら、
その回路の連鎖で連想が始まる。
つまり、
「安心安全で危険を回避する防御回路」だ。
この状態は、
生存欲求からすれば正しい選択になる、
身の安全を確保できる。
しかし、
そこには進歩、進化、発展は見込めない。
それでもいいと思う、
悪くはない。
しかし、
もし求めるものがあるのなら、
その『防御状態』は、
実は時間の無駄になる。
そして、
『真理』は成長や上昇方向を望んでいる。
お陰様で『今』のぼくは、
『挑戦する積極状態』にシフトすることが、
良くなり続ける回路を巡り続ける事が分かっているようだ。
決定の選択には、
この『積極状態』である事が前提だ。
特に他の人の協力を得て物事を成す場合はそうだ。
だから、
『挑戦する積極状態』の思考回路を選択し連想し決定する。
どうせ「失敗」も『経験』であり、
全ては一つになるだ。
10月17日現在、
スタッフ施術の始動準備は、
ほぼ順調に進んでいる。
Kさんがさらに成長し、
多くの人の役に立つようになるには、
様々な経験を積んでいく事になるだろう、
彼もぼくも。
しかし、
『今』のぼくのマインドはこうだ、
『志事は楽しい、志事と遊びは同じ』
だから、
Kさんにもそういう環境の元で、
楽しく、遊びと同じ感覚で多くの人の役に立てるようになっていって欲しい。
『今』ぼくはとても幸せだ、
今までの全ての事に感謝しています。
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