2019年11月9日土曜日

【推拿(すいな)】個別指導でお伝えする理由

今日、
推拿の受講について一件の面談があったのだが、
あらためて自分の存在理由を確認させて戴いた感がある。

ぼくは正直、
推拿の指導者に褒められたことがない。

褒めるのが人を育てるにおいて、
良い事なのかどうかわからない。

ぼくも、
認められないからがんばってこれた、
という側面もあると思う。

しかし、
自分がどんな精神状態の時に、
学ぶことが好きになり、
向上心が増していき、
成長を感じられたかと言えば、
やはり自己肯定感が満たされた時、
であった事は間違いない。

今日の面談希望者は、
個別指導を望んでいらっしゃり、
複数の受講生での受講スタイルは好まない、
旨をもっておられた。

「出来る人、出来ない人の中で、
 覚えの悪い自分は、自己概念が下がるから」
という主旨の事を言っておられた。

わかる、
ぼくも同感だ。

だからぼくは学校が嫌いだった、
集団生活を学ぶなら、
小学校か、
せいぜい義務教育の中学までで充分ではないか?

それ以上に学びたい学問を学ぶのなら、
その学びに特化したスタイルが望ましい、
と今でもそう思う。
(独断の持論だが、ぼくにとって高校は余分なものが多く中途半端だと思っている)

ぼくの推拿の学びは、
まず複数の受講生に交じっての、
勉強会に出ることで始まった。

しかし、
全くの素人のぼくにとって、
この勉強会からのスタートは、
その空気になじむという程度のものでしかなかった。

あの時、
ぼくにもし他に得意な事があったら、
とりあえずやり過ごして終わりになっていただろう。

当時の手帳を見ると、
受講して3か月目には、
すでに「弟子入り」を妄想し、
その後実際に志願に赴いている。

「毎日を推拿漬けにしなければ身に付かない」
そう思ったのをよく覚えている。

そして、
運良く縁があって、
ぼくは弟子入りすることが出来たが、
半年で100万円と言う高額の学費を支払ったにも関わらず、
マンツーマンで指導を受けることはほぼなかった。

「弟子入りとはそういうものか?」
と、
過ぎ行く時の中で迷子になったように感じ、
パニックを発症したこともあった。

妻に懇願してやっと承諾してもらい、
当時のぼくたちにとっては高額の投資だったので、
引き返すことも、
他の道を探すことも出来なかった。

まあ、
それが、
ぼくの精神を鍛えたとしたら、
素晴らしい指導だったのかも知れない。

だから、
ぼくは自分の余分な苦労は、
後進の人たちにはしなくていいと思っている。

そして、
力の入れ方を理解できずに、
力任せに指を使った結果、
親指は今でも第一関節が固まったままだ。

文字通り、
傷だらけになりながら、
わずかな情報を積み重ねていくしかなかった。

しかし、
そのお陰で今があるのは確かだ。

もちろん感謝している。

だから、
ぼくは自分が回り道をしてしか、
手に入れる事の出来なかった技術を、

本当に心から望んで欲している人には、
わかりやすくお伝えすることを生きがいとしている。

その人の人生が、
良い方向へ向かわれることに喜びを感じるからだと思う。

「学校」が好きな人はもちろん、
複数の人たちとの関わりの中で学ばれるのが最良だと思う。

何かしら、
ぼくのところへ集まる人には、
天が指し示す中心軸を求めている人たちのような気がする。

精神世界と物質世界、
ぼくたちは経済社会で学んだ三次元の世界から、
数段の次元を上げて肉体の施術を行わなければならない。

三次元の肉体への施術に行き詰まったり、
現状の施術に何かしらの疑問を持っているとしたら、
この言葉に何か響くものを感じるとしたら、
あなたはぼくたちが目指す『天に通じる施術』を望んでいるのかも知れない。

ぼくは、
自分が『推拿』の全てを知っているとは思っていない、
ぼくは日本人として中国から伝えて戴いた『推拿』を、
『ぼくの天に通じる推拿』を必要な人にお伝えしている。

そして、
もちろんそれを押し付けようとは思っていなくて、
『推拿』を『あなたの天に通じる』ように、
先に伝わった立場からお伝えする役目だと思っている。

元来、
『推拿』のような伝統手技の世界は、
「一子相伝」のように伝わるものなのだろう。

だから、
ぼくがどこまでその役目を果たせるかわからないが、
『天からの命』があるうちは、
日々精進し続け、
誠心誠意お伝えしていくつもりだ。


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天と地と人 すいなの信長正義

『天と地と人』では、
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