2019年7月31日水曜日

すいな施術と中医学とスピリチュアル(中編)

※前編からのつづき

主訴は、
首肩凝りで、
特に右側の首筋の痛みだった。

肩井周囲の按圧から入って、
大椎周囲、肩甲骨内側の周囲、
そして、
肩甲挙筋の上部頚椎周囲から、
肩甲骨上角周囲を施術。

膀胱経に沿って、
肺喩あたりからの按圧、
胸椎脇を下方に丹念に拇指按していく。

そして、
もう一度患者の頭の方に位置を変えて、
肩井の周囲に触れると、
先ほどより緊張がさらに強くなっているように感じた。

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実は、
この施術の間に、
この方が熱心にやっていらしゃる、
幾何学絵画のことについて、
お話を聴かせていただいていたのである。

通常であれば、
施術の最中に、
その方の興味のある対象について話していただいていると、
より精神的にもリラックスして、
身体の緊張もとれていくものだが。

お話の内容も、
その方がやっていらっしゃる絵画の、
師である女性先生のお話や、
ボールペンとコンパスを使って円を描き重ねていく、
ほんとうに穏やかで柔らかい感じだった。

もちろん、
無理矢理お話を聴き出そうとかはしていなくて、
流れの中の自然なものであった。

ここで再び、
先ほどよりも柔らかなタイプの施術に切り替え、
掌の広い面で按揉を施した。

話題は引き続き絵の話だったのだが、
掌を触れながらお聴きしている時に、
特に、
その女性先生などのお話の時にか、
そんな柔らかい内容にも関わらず、
男性のイメージが何度も湧いてきていたを、
気にせずにはいられなくなった。

そして、
この肩首の状態が、
単なる物理的な原因によるものだけではない、
と強く感じるようになっていた。

それは、
自律神経というか、
心因的なもの、
しかも潜在意識レベルで起こっている、
と漠然とではあるのだが。

そこで、
この方に質問をしてみた、
「最近か、過去もっと前なのかわかりませんが、
 不満足な人間関係とか、納得できないことなどありませんか?」

するとその方は、
暫くご自分の中で想いを巡らせているようだったが、
「いやあ、ありませんね…」

ぼくがこの時、
失礼ながら勝手に浮かんでしまっていたのが、
身近なご主人との関係であったが、
お子さんはいらっしゃらず、
絵のことにもご理解があり、
全く良好のようだった。

そしてさらに施術しながらお話を続けていくと、
この方は、女性先生から上級の勉強を続けながら、
初心者の方達に教えることもしているのだとわかった。

そして、
その女性先生の絵画を学ぶための、
協会組織的な仕組みがあるらしいということがわかり、
さらに、
その組織の女性先生のもとで、
運営をやっている方とトラブルが過去あったということがわかった。

「ここだ」

これはぼくの頭の中だけで思ったのだが、
あきらかにこの協会組織と、
その仕組みの中のイメージが、
ぼくの中に「男性」を浮かばせていたのだ。

運営の方も女性だそうであるが、
そのトラブルの際に、
「ここで私の方が折れないと勉強を続けられなくなる」
との想いから、
ご自分の中では納得して身を引いたそうなのである。

おそらく、
顕在意識では「納得」していても、
潜在意識では何かしら「抵抗」を抱えていると思う。

スピリチュアルの世界に、
「男性性」
「女性性」
という言葉があるらしい。

このことはぼくも知っていいて、
まさに、
この協会組織の仕組みが「男性性」である。

現代社会をつくってきた、
競争や達成、統率や支配など、
善いとか悪いとかではなく、
そういう精神活動を「男性性」というのだそうだ。

こんなにも穏やかで柔らかい世界を追求している女性先生や、
まして、
10年前のリウマチなどの症状で、
それまで当たり前に活動できていた会社組織での生き方を、
変えざるを得なくて変えた結果漸く出逢った精神世界の、
「女性性」の象徴とも思える『神聖幾何学』絵画(ぼくの勝手な解釈だが)。

そこにあるそぐわない「男性性」が存在することに、
ぼくの身体も緊張しはじめたように感じた。 ※次回、後編につづく

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