1999年10月から、
ぼくは推拿(すいな)の道に入り、
半年後には弟子入りして、
その一年後から正式に患者さんをとり始めた。
3年間は、
全く集中した、
音楽活動もギターを触る事さえも、
ほとんど他に何もやらずに推拿を学ぶことに集中していた。
何故そこまでのめり込んだのか?
その頃、
ぼくは何を求めていたのか?
20年前のぼくは、
論理的思考などと言うものは皆無だった。
論理的に考える、
何ていう概念もなかったし、
むしろ頭で考えない、
と言う事を良しとしていたほどだ。
感覚的に、
感性で生きる、
その方が自分らしいと思っていた。
確かに、
元々自分の資質としてはそれが合っていた、
『精神志向型』タイプだ。
ぼくが『推拿』に出逢うことになったのは、
それを引き寄せた「マインド」は、
『自由』というキーワードだった。
以前にも記したが、
音楽活動を通して妻と知り合い、
結婚し生活を共にすることになっても、
尚、10代の頃からの支えだった音楽に傾倒していた。
音楽に何を求めていたかと言うと、
やはり『自由』というワードに突き当たる。
自分の自由で発想し、
自分の自由に表現し、
自分を自由に開放する。
つまり、
音楽の中の精神世界では、
『自由』というものを求め、
その素晴らしさを追求し、
ある意味その素晴らしさを感じることが出来ていたのだ。
だからさらに求めるし、
傾倒していたのだと今になって思う。
ある種の依存、
頼ってしまっていたかも知れない。
結婚とは、
自分だけでは成し得ない、
自分にない領域を、
生涯の相手を介して学ぶ場だ。
ぼくの場合は、
『精神世界』は一人でも追求できたので、
『物質世界』の分野を学ぶ必要が出てきた。
「時間」と「お金」の問題だ。
「時間」は物質なのか?
タイムイズマネーと言う事になると、
そういうことになると思う。
当時、
時給でレストランのウエイターのアルバイトをやっていたぼくからしたら、
まさに同等の価値のあるものだった。
生活費を稼ぐにはアルバイト先で拘束されるしかなく、
そうすると音楽を制作するクリエイティブな時間がなかなかとれない、
というのが大きな悩みだった。
「自由の欲求」ですね。
論理的思考の概念のない当時のぼくの頭の中でさえ常に、
「社会から独立して時間とお金をコントロールする」
と言うワードがいつでもあった。
そうすると、
推拿の師と出逢うことになった、
まさに引き寄せだ。
だから、
この『自由』への欲求は無意識レベルで非常に強く、
潜在意識に深く刻まれていたようで、
それこそ頭で考えずとも、
そこへ向かう行動をとり続けていた。
2006年に独立開業してからの10年間は、
ある意味『自由』を手に入れてからのチャレンジだった。
その7年前に、
渇望していた「時間」と「お金」の『自由』を、
自在に豊かに手にするための毎日だったと思う。
そして、
それを確実に手中に収めようと、
様々な実践と学びを繰り返していたと思う。
必死だった。
時が来て2016年、
新たな学びのために、
一旦独立状態を解消し、
組織づくりを学ぼうとしたが、
はっきり言って挫折した。
その場は、
その願望を求めない、
その願望にそぐわないものだった。
しかし、
ぼくは苦しんだが、
その経験は『今』この時に繋がるためのものだった。
それから2019年までの今までに、
ぼくが得難くして得られたものの貴重な唯一に、
『気』の概念がある。
『気』は、
『精神志向型』のぼくの人生にとって不可欠だった、
『物質世界』への探求の扉を開かせてくれた。
『豊かさ』とは、
「無形から有形を産みだせる能力」を持つことである。
どんな状態からでも、
ゼロから1を産み出し100に出来、
そしてまたゼロに戻すことが出来る人は完全に『豊か』だ。
ぼくは『今』このチャレンジの中にいる。
一人で出来たら、
次の人へ伝える、
そのチャレンジだ。
この『豊かさ』は、
完全に「時間」と「お金」を『自由』にするだろう。
『推拿』を体得するには、
「技術」を学び、
「知識」を得て、
「考え方」を習慣化させる必要がある。
それを、
『右脳』と『左脳』を駆使して実践する。
『右脳』型の人は、
『左脳』の論理的、言語的な思考を学ぶ必要があり、
『左脳』型の人は、
『右脳』の空間的、ビジュアル的な領域を鍛える必要がある。
多くの場合、
『右脳』は『精神志向』であり、
『左脳』は『物質志向』である。
『右脳型』のぼくにとっては、
論理的思考を持つことは、
非常に大切な事だった。
日々の経済活動においてもそうであったし、
他の人へ『伝える』と言う活動のためにも不可欠であった。
メンターとかコーチ、
昔風で言うと師匠を求める場合、
『空間的・ビジュアル的』に伝える事と、
『言語的・論理的』に伝える能力のある人に出逢う必要がある。
指導者には、
『精神』と『物質』の、
両面の世界を重要視し、
その両面を網羅して理解し実践し伝える能力を有する必要がある。
そして、
求める人が、
『今』何を求め、
何を受け取る器を持っているかを、
見極め伝える力量が不可欠であると思う。
そういう指導者に出逢うと、
その人が『望む通りの人になる』と言う事が実現する。
ぼくは『今』、
そういう指導者で在る事を証明するために実践し続けている。
そして、
ぼくが求めたような『自由』を、
心から求めている人との出会いを求めています。
最後まで読んでくださってありがとうございます。
天と地と人 すいなの信長正義
『天と地と人』では、
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